水色の毎日

日記と読書

自分より大切なもの

自分と同じくらいか、自分より大切なものはあるだろうか。

 

優劣をつける必要はないけど、自分と比べられるくらい大切なものがあるかという質問だ。

 

「大切なものはなに?」と聞かれる答えに困るかもしれないが、「大切なものはある?」なら答えやすいんじゃないだろうか。私はそうだ。大切なものはあるが、それが何かを言葉にするのはちょっと考えないといけない。

 

私の大切なものは、身近なひとたち、彼らと暮らす平和な毎日……言葉にすると陳腐でいけないが、私の頭の中には彼らへの思いや感情が溢れている。もう会えない人であっても宝物であり続け、未来を思い描くことで幸せを感じる。

 

大切なものがあるから、私は明日が来ることに希望を抱くことができる。大切なものがあるからここで生きていようと思える。

 

聞いた話によると、人は自分のことを大切にできなくなったときに死を選ぶんじゃなく、自分のことしか大切にできなくなったときに死を選ぶのだそうだ。大切なものがあるということは、それだけで命ほどの価値がある。

 

あなたには自分より大切なものはあるだろうか。きっとあるはずだ。あなたを今日まで生かし続けた何かが、明日もあなたを生かすことを願う。

今日も読んでくれてありがとう。